【七夕賞回顧】重賞初挑戦で堂々V!才能ぶつかる“運命のマッチレース”を制したのは…

この記事はこんな方にオススメ!
・自分の予想が当たらなかった理由を分析したい
・次走の狙い馬を見つけたい
・競馬予想を本気で極めたい

目次

レース

コスモフリーゲンと柴田大知騎手が果敢にハナを主張し、内から主導権を奪う形で進行しました。

これにショウナンマグマが並走、少し離れてシリウスコルトが追走する展開。中団の外目には1番人気ドゥラドーレスの姿もありました。

前半はコスモフリーゲンが巧みにペースを落とし、しっかりと息を入れて終盤への備え。息の入った逃げでリズムを作ったことが、後半の粘りにつながります。

残り800mで一気にペースが上がり、ラストまでどんどん加速していきました。直線では、先頭のコスモフリーゲンに迫ってきたのはただ1頭、ドゥラドーレスでした。

両馬による叩き合いの末、逃げたコスモフリーゲンが粘り腰を発揮し、ドゥラドーレスの猛追を見事に凌ぎ切ってゴール。重賞初挑戦での初制覇という快挙を成し遂げました。

上位馬の評価

1着 コスモフリーゲン

今回の福島芝2000mは、内枠を引いたスクリーンヒーロー産駒が好成績を残しており、その傾向どおりの結果となりました。コスモフリーゲンにとって、この内枠という後押しは非常に大きなアドバンテージになったと言えるでしょう。

ヘイルトゥリーズン系、ノーザンダンサー系を持つ配合馬で固められた血統を持ちます。

これはボルドグフーシュやクリノガウディーといった重賞級の実力馬にも共通する構成。スタミナと底力、そしてタフな展開への適応力が光る血統です。

重賞初挑戦での勝利という点を見ても、ポテンシャルはまだまだ未知数。今後も重賞タイトルの獲得、さらにはG1戦線での好走まで視野に入る、そんなスケールの大きさを感じさせる内容でした。

2着 ドゥラドーレス

今回のドゥラドーレスにとって、外枠を引けたのはむしろ好材料でした。

持ち味である長くいい脚をスムーズに使える位置取りができ、ポジション取りとしては悪くありません。

しかし、レース全体を見れば、上位に入った馬たちはいずれも内をロスなく立ち回った馬ばかり。外々を回る形になったドゥラドーレスにとっては、ロスが最後に響いた印象です。

勝ち馬コスモフリーゲンとの着差を考えると、決定的な差は枠順だけだったかもしれません。

それでも直線ではただ一頭、前を猛然と追い詰める姿から、ポテンシャルの高さは改めて感じさせられました。

この馬の末脚がフルに発揮される舞台、例えば直線が長く、外差しの利く東京や新潟などでは、重賞制覇のチャンスが巡ってきそうです。次こそはその瞬間を見届けたい一頭です。

3着 オニャンコポン

もともと同じ舞台の福島記念で4着に好走していたオニャンコポン。得意コースでの好走は決してフロックではありませんでした。

血統的にも、父は七夕賞と相性の良いキングマンボ系。そして母父はヴィクトワールピサ。その血が活きるようなタフな馬場になったことも、この馬にとってはプラスでした。

そして何より印象的だったのは、コーナーから直線にかけて大きく外に持ち出す“オニャンコポンらしい”とでも言うべき強引な競馬。

▶ガンガンいこうぜ、と言わんばかりの突進力で、しっかりと3着に食い込みました。

渋った馬場やハイペース、力勝負になったときのこの馬のしぶとさを改めて感じました。

次走狙い馬(ドーベル印)

2着 ドゥラドーレス

今回は内有利な馬場に泣いた形でしたが、そんな中でも唯一、勝ち馬に迫る末脚を繰り出したのは見事でした。その鋭さは間違いなく一級品です。

血統背景からも、タフな中距離戦に適性を持つタイプで、距離延長にも柔軟に対応できる印象があります。2000mの新潟や、2200mの中山、さらには2400m以上の東京や京都といったコースでも、その力を発揮できるはずです。

展開ひとつ、枠順ひとつで結果が変わる馬。次走では舞台設定が噛み合えば、重賞制覇のチャンスは十分にあるでしょう。

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まとめ

先週に続いて、オープン入り初戦での重賞ウィナーが誕生しました。夏競馬ならではの勢力図の変化、そして新たな才能の台頭に、競馬ファンとしては胸が高鳴る週末だったのではないでしょうか。

この流れが秋競馬、そしてG1シーズンにどんな影響を与えるのか…今から楽しみでなりません。

まだまだ夏競馬はこれから本番。次に名乗りを上げるのは、どんな馬たちでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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