
この記事はこんな方にオススメ!
・レースを振り返りたい
・次走の狙い馬を見つけたい
・競馬予想を本気で極めたい
レース回顧
今年のスプリンターズステークスは、歴史に残る一戦となりました。
勝ったのは11番人気の伏兵ウインカーネリアン。
そして、鞍上の三浦皇成騎手にとっては、これがデビュー以来追い求めてきたG1初勝利。
その瞬間は、競馬ファンにとっても忘れられないシーンとなったのではないでしょうか。
ゴール後に見せたガッツポーズ。あの拳には、数えきれない挫折と、それでも馬と向き合い続けてきた積み重ねが込められていたように思います。
大衆を裏切る”超スローペース”
スタート後、外からジューンブレアとウインカーネリアンが出していき、出方を注目されていた最内のピューロマジックは主張せず。
ジューンブレアがハナを奪い、前半600mは33.7秒のスローペース。
この時点で、すでにレースの方向性が決まったとも言えます。
馬群は凝縮したまま、有力馬の多くが閉じ込められる形に。
直線では、逃げたジューンブレアと2番手のウインカーネリアンによる“マッチレース”が展開されました。
最後は、ウインカーネリアンがしぶとく抜け出し、大波乱を演出。
3着にはナムラクレアが差してきましたが、後方からでは届かない展開だったことは明白です。
外に先行したい馬が固まり、昨年のようにハイペースを睨んで”ルガルの連覇”を期待していた方も多いのではないでしょうか。
私はペースが上がらないと読んでいたのですが、想定を上回るペースに苦しめられました…
ママコチャの位置取りに首をかしげる…
個人的に、絶好の狙い目と期待したママコチャ。
先行力と高速馬場適性は明らかで、しかも文句なしの枠順。
前走ではハイペースを前で受けながら粘り込むレースを見せていたこともあり、「当然ここでも前目につける」と思っていたのですが…
実際には控える形で馬群の中での競馬となりました。
スローの流れで抑えてしまっては持ち味をまったく活かせず。
力を出し切れないままレースを終えたように映りました。
他の有力馬もサトノレーヴやナムラクレアが動けず後手を踏み、トウシンマカオは外から出していった分、最後は伸びを欠く内容。
それぞれに敗因があり、「展開に泣いたレース」だったと言わざるを得ません。
レジェンドが時を止める。鍵を握った”豊の逃げ”
イレギュラーな流れを作ったのは、武豊騎手。
33.7秒という数字は、馬場を考えれば相当なスロー。
まさに“時を止める”ような逃げで、自らの馬に有利な展開を作り出しました。
レジェンド武豊騎手の経験と技術がもたらす絶妙なレースメイク、見事な判断でした。
スプリント路線に新たな風
ここ数年、スプリント界をけん引してきた名スプリンターたちも、年齢を重ねてピークを過ぎる頃。
3歳勢の成長も含め、来春にはスプリント戦線に新たな顔ぶれが加わっている可能性もありそうです。
カルプスペルシュあたりが新興勢力として有力でしょうか。今後の展開から目が離せません。
次走狙い馬(ドーベル印)
8着 ピューロマジック
今回、主張しない立ち回りで、近走の型を大事にする乗り方に見えました。
次に繋がる競馬だった点は、将来的に良い内容と言えるものになるかもしれません。
血統的にも、Storm Cat4×5やDeputy Minister5×4のクロスを持つスピード持続力特化型。
今回のようなスローペースは好まないため、負けて仕方なしと割り切れる内容でした。
松山騎手は「作戦通りのいい競馬ができたと思います。最後の1ハロンで下がってしまったのは、やはり坂が得意ではない印象を受けました」とコメントしています。
平坦コースでペースアップが見込める条件で勝負したいと思います。
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