今週はいよいよ牝馬クラシックの第一弾・桜花賞が開催されます。すでに予想を始めている方も多いのではないでしょうか?
そして、その前日に行われるのが阪神牝馬S。実はこのレース、桜花賞の予想をするうえで見逃せない一戦なんです。
桜花賞と阪神牝馬S、実はどちらも阪神芝1600mの重賞レース。開催時期もほぼ同じということで、両レースは共通の血統傾向が表れやすいのが特徴です。
阪神牝馬Sには、GⅠクラスの実力ある馬が出走してくるため、桜花賞に引けを取らない好メンバーが集まります。
レベルの高いレースで見られる“血統の傾向”を押さえておくことが、桜花賞で好走する馬を見抜くヒントになることもあるんです。
この記事では、両レースで共通して浮かび上がる血統の傾向を探っていきます。
過去の傾向を踏まえながら、桜花賞の予想に役立つ“血統視点のヒント”をお届けします。ぜひ、最後までチェックしてみてくださいね!
阪神牝馬Sで好走した種牡馬を桜花賞で狙え
昨年の阪神牝馬Sはマスクトディーヴァ、桜花賞はステレンボッシュが勝利しました。それぞれの5代血統表をご覧ください。


マスクトディーヴァは父ルーラーシップ・母父ディープインパクトという配合です。そして、ステレンボッシュは母ブルークランズの父がルーラーシップ・祖母がディープインパクトの母であるウインドインハーヘアの血を持つ、というようにこの2頭の血統には共通点があります。
私は、昨年の桜花賞でステレンボッシュを本命に取り上げました。その推奨理由には、「前日の阪神牝馬Sを勝利したマスクトディーヴァに似た血統だから」というポイントを紹介しました。
ステレンボッシュは中距離向きの血統で「マイルは短いのでは?」という疑問視する声もありました。しかし、桜花賞と阪神牝馬Sの血統傾向がリンクするというポイントを知っていたからこそ、本命に推すことができました。
この傾向は昨年だけではありません。一昨年は阪神牝馬Sをサウンドビバーチェ、桜花賞をリバティアイランドが勝利しました。この2頭はどちらも父がドゥラメンテという共通点があります。たったこれだけで、予想ができてしまうんです。
似た血筋が結果を出した”例”
- 阪神牝馬S→1着メイショウミモザ(父ハーツクライ)、2着アンドヴァラナウト(母父ディープインパクト・母母父トニービン)
- 桜花賞→1着スターズオンアース(父ドゥラメンテ)
主流血統とトニービンを合わせて持つ馬が上位を独占!
- 阪神牝馬S→1着デゼル(ディープインパクト×ナスルーラ系)
- 桜花賞→2着サトノレイナス(ディープインパクト×ナスルーラ系)、3着ファインルージュ(キズナ×ナスルーラ系)
ディープインパクト系×ナスルーラ系の配合馬が上位を独占!
- 阪神牝馬S→1着ミッキーチャーム(父ディープインパクト)、2着アマルフィコースト(ダイワメジャー×High Chaparral)
- 桜花賞→1着グランアレグリア(父ディープインパクト)、2着シゲルピンクダイヤ(ダイワメジャー×High Chaparral)
ダイワメジャー×High Chaparralという全く同じ配合の穴馬が連日激走しました!
このように、阪神牝馬Sと桜花賞は血統傾向がリンクすることが多いので、土曜日の傾向をしっかりチェックして、桜花賞的中を目指しましょう!
今年の阪神牝馬S有力馬から桜花賞を予想する
今年の阪神牝馬Sで「この馬が勝ったら、桜花賞ではこの馬を買う!」というシミュレーションをしてみましょう。
想定1人気 ボンドガール
ボンドガールは父ダイワメジャーです。今年の桜花賞で同じ系統の血を引く馬には以下の2頭がいます。
• エンブロイダリー(父アドマイヤマーズ → その父がダイワメジャー)
• アルマヴェローチェ(母父がダイワメジャー)
特にエンブロイダリーは母系にニジンスキーの血を引いており、ボンドガールも同じところにニジンスキー系の血を持っています。
ボンドガールが勝った場合は、エンブロイダリーは絶対買うべき評価をつけます。
想定2人気 アルジーヌ
アルジーヌはロードカナロア×ディープインパクトという豪華な配合。
この組み合わせに該当する桜花賞出走馬は、ランフォーヴァウ。
ただし、ここは少し注意が必要です。
• ロードカナロア産駒は全体的に成長がゆるやかで、完成は古馬になってからというケースが多め。
• ランフォーヴァウの母キネオダンサーも、未勝利を勝ち上がったのは3歳夏。早期から活躍するタイプではない印象です。
ランフォーヴァウの場合は、「血統構成が似ているから」という理由だけでは、強く買う材料にはなりづらいかもしれません。
まとめ
今回は阪神牝馬Sでの“好走血統”が、桜花賞でも狙える!という記事を紹介しました。
この傾向を知っているかどうかで、桜花賞の予想精度は大きく変わってきます。
「日曜日に勝負するから、土曜は馬券を買わない」と予定している方も多いかもしれません。ですが、阪神牝馬Sの結果だけはしっかりチェックしておくことをおすすめします。
なぜなら、そこで好走した馬の血統が、翌日の桜花賞でも“狙えるヒント”になるからです。
競馬は“今”の傾向を読むスポーツ。血統傾向はもちろん、リアルタイムで動く流れをキャッチすることが的中への近道になります。
ぜひ、土曜の阪神牝馬Sから桜花賞まで、1日分の流れを意識して予想に活かしてみてください!
今週末も競馬予想を楽しんでいきましょう。最後までお読みいただきありがとうございました!
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