
この記事は次のような方におすすめ!
・海外競馬を楽しみたい
・血統傾向が知りたい
・注目馬の見解を知りたい
ケンタッキーダービーは、アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビルにあるチャーチルダウンズ競馬場で開催されるGⅠレースです。アメリカクラシック三冠競走の第1戦であり、3歳馬限定のダート10ハロンで行われます。
血統傾向
ストームキャット系
- 2024年:ミスティックダン(父Goldencents)
- 2021年:マンダルーン(父Into Mischief)
- 2020年:オーセンティック(父Into Mischief)
- 2018年:ジャスティファイ(父Scat Daddy)
- 2016年:ナイキスト(母父Forestry)
- 2015年:アメリカンファラオ(母父Yankee Gentleman)
過去10年で6頭が父か母父にストームキャット系の血を引いています。特にInto Mischiefは2019年から6年連続で北米リーディングサイアーに輝いている種牡馬です。
今年Into Mischiefの血を、父か母父に引く馬は以下の2頭です。
- シチズンブル
- ソヴリンティ
どちらも実力派で、この大舞台にふさわしい存在感を放っています。血統的な裏付けもあり、今年のケンタッキーダービーでの活躍が大いに期待できる2頭です。
スマートストライク系
- 2023年:メイジ(父Good Magic)
- 2022年:リッチストライク(父Keen Ice、母父Smart Strike)
- 2019年:カントリーハウス(父Lookin At Lucky)
過去10年で3頭の勝ち馬が出ています。特に印象的なのは、2022年のリッチストライク。補欠から繰り上がり出走し、まさかの勝利を挙げた“アメリカンドリーム”の体現者です。
2019年1着カントリーハウスも単勝66.6倍という低評価を覆す激走を見せました。穴馬に注目するならこの系統をチェックです。
今年スマートストライクの血を父か母父に引く馬は以下の2頭です。
- ジャーナリズム(父Curlin)
- グランデ(父Curlin)
ジャーナリズムは想定1番人気と支持されており、この血統背景は心強いポイント。
グランデは、前走ウッドメモリアルSで大外を回りながら、本来出走していれば有力と見られていたロドリゲスに迫る末脚を見せました。血統的な背景からもチェックしておきたい存在です。
前走泥んこになった馬を狙え!
ケンタッキーダービーでは、前走で泥んこになりながらも後方からしっかり脚を使った馬が、次走でパフォーマンスを爆発させるケースが目立ちます。
• 2024年 ミスティックダン
前走アーカンソーダービーでは後方からロングスパート。3着ながら底力を見せ、次走ケンタッキーダービーを制覇!
• 2023年 メイジ
フロリダダービーでは最後方から大捲り。勝ち馬フォルテがメイジを目標に立ち回ったことで2着に敗れたものの、フォルテ不在の本番でタイトルを奪取しました。
ケンタッキーダービーは10ハロンという、この時期の馬たちには未知の距離。前走で厳しいレースを経験し、それを跳ね返した実績が重要になります。血統面も奥に底力の裏付けがあると頼もしいです。
こうして各馬のキャリアをチェックすることで、激走候補を発掘できるかもしれません。
注目馬
ジャーナリズム
今年のケンタッキーダービーで主役候補と目されているのが、ジャーナリズムです。
父Curlinはスマートストライク系を代表する存在で、数々の名馬を送り出してきた名種牡馬。
母Mopotismは、GⅠスターレットステークス(ダート8.5ハロン)で3着に入ったことのある実力馬です。
前走サンタアニタダービーは、出走馬は5頭と少頭数でしたが、メンバーにはBCジュベナイルの勝ち馬で昨年の2歳王者でもあるシチズンブルや、実力馬バーンズといった強敵が揃っていました。
その中で堂々とした内容で勝利を収め、改めてその実力を示すことになりました。
血統構成からはスピードに寄った印象が強く、ケンタッキーダービーの10ハロンという距離がひとつの壁になるかもしれません。
しかし、現時点での完成度や能力の高さは間違いなくメンバーの中でもトップクラス。距離の課題を克服できれば、栄冠に最も近い1頭といえるでしょう。
ソヴリンティ
父に北米トップサイアーのInto Mischiefを持ち、母父にはアメリカのダートGⅠを3勝したBernardiniという、実に魅力的な血統背景を誇ります。
特にBernardiniは、10ハロンのGⅠを2勝しており、距離適性という点でも信頼できる要素。
さらに牝系をたどれば、祖母MushkaもGⅠウィナーで、ファミリーからはGⅠ好走馬が多数出ている、大舞台にふさわしい血筋といえるでしょう。
前走のフロリダダービーでは2着という着順でしたが、内容は数字以上に評価されるべきものでした。
レースでは中団より後方から進め、3コーナー手前から追い出して長く良い脚を使っています。
前を行く3頭がそのまま残る展開のなかで、後方から唯一差を詰めてきたのがソヴリンティ。
勝ち馬タッパンストリートを捕まえきるまではいきませんでしたが、泥んこになりながらも脚を伸ばす姿は、ケンタッキーダービーへ向けた最高のパフォーマンスだったといえるでしょう。
懸念点があるとすれば枠順です。ロドリゲスの回避により、昨年フィアースネスが大敗した“死の17番枠”に入ってしまいました。
ジンクスのように語られることもありますが、それより外の枠から勝った馬もおり、3着以内という視点では好走例もゼロではありません。もちろん不安がないとは言えませんが、それを上回るだけの材料がソヴリンティには揃っています。
血統、前走内容は買い材料が揃った一頭で、今回のレースでは「絶対買う」評価を下したい存在です。大きな舞台でジンクスを打ち破る瞬間に立ち会えるかもしれません。
ファイナルギャンビット
父Not This Timeは産駒にケンタッキーダービー2着のエピセンターを輩出しており、その父はストームキャット系のGiant’s Causewayです。
母Pachinkoの兄弟には仏1000ギニー3着Mexican Gold、ジャンロマネ賞勝ち馬Announceがいます。
牝系を遡ると、名牝Zaizafonにたどり着き、日本でもパラレルヴィジョンやメートルダールといったスタミナに富むタイプを輩出している名血統です。欧州で活躍馬が多数出ており、底力が感じられる一族といえるでしょう。
前走のジェフルビーステークスでは、スタート直後に隣の馬と接触し、後方からの競馬を余儀なくされました。しかしそこからの内容が見事でした。
向正面で大きく動いてポジションを押し上げ、コーナーでは大外を回るロスがありながら、直線で他馬を一気に置き去りにしての快勝。長く脚を使えるスタイルと根性を見せつけました。
メンバーレベルが大きく上がる今回は簡単なレースではありませんが、ケンタッキーダービーで好走する馬が備えている「血統背景」と「牝系の底力」という未知の魅力を秘めた一頭として”激走の可能性大”です!
まとめ
今回はケンタッキーダービーの血統傾向と注目穴馬を紹介しました。
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