【2025年 中山記念 レース回顧】シックスペンス快勝!GI戦線への期待が高まる

この記事はこんな方におすすめ!
・自分の予想が当たらなかった理由を分析したい
・次走の狙い馬を見つけたい
・競馬予想を本気で極めたい

目次

レースの概要と注目ポイント

中山記念とは

2025年3月2日、中山競馬場で開催されたGII・中山記念(芝1800m)は、春のGI戦線を見据えた重要な前哨戦として注目を集めるレースです。過去10年の勝ち馬にはドゥラメンテ、ダノンキングリー、パンサラッサなど、G1馬が名を刻む伝統の一戦です。

注目ポイント

今年の中山記念で特に注目を集めたのは、シックスペンスとソウルラッシュ。

  • シックスペンス(ここをステップにG1へ勢いをつけていけるか)
  • ソウルラッシュ(久しぶりの1800m以上へ挑戦、ドバイへ向けてどこまで通用するか)

結果はルメール騎手が騎乗するシックスペンスが優勝し、コースレコードとなる1分44秒8でゴールしました。シックスペンスは2番人気に支持され、重賞3勝目を達成しました。

レース展開

序盤

メイショウチタンが先頭に立ち、グラティアスとボッケリーニが続く形でレースが進行しました。シックスペンスは内枠を活かし、中団の内ラチ沿いで脚を溜める競馬を展開。エコロヴァルツは好位をロスなく進み、ソウルラッシュは中団からの競馬となりました。

中盤

前半800mは47秒0、1000mは58秒5で進行。向正面ではメイショウチタンとグラティアスが後続を引き離し、後続が追い上げを開始しました。シックスペンスは内で待機し、直線勝負に備えました。

終盤

粘るメイショウチタンをエコロヴァルツが先に捉えて勝利を狙う展開になりました。しかし、シックスペンスが直線で鋭い末脚を発揮し、ゴール寸前でエコロヴァルツを捉えてハナ差で勝利しました。シックスペンスの上がり3ハロンは33秒9、出走馬で唯一の33秒台を記録しています。

シックスペンスが見せたG1馬の片鱗

このレースの後半1000mは57秒8、800mは46秒3というタイムを記録しました。

中山記念過去10年で後半1000mを57秒台、800mを46秒台で勝利した馬はシックスペンスを合わせて3頭、2016年ドゥラメンテと2017年ネオリアリズムです。

いずれもG1勝ち馬ですからシックスペンスの今回のパフォーマンスはG1級と評価できます。

次走は順調なら大阪杯へ、G1タイトルを獲れる可能性は非常に高いと期待をしています。

上位馬の評価

1着 シックスペンス

内枠を活かし、ロスのない競馬を展開。直線では持ち前の瞬発力を発揮し、コースレコードでの勝利を収めました。

ドーベルちゃんねるの血統評価は母系の血統が小回りコース向きのため、中山記念の適性は高いという評価をつけていました。それでも、シックスペンスのこれまでを振り返るとスローペースからの瞬発力勝負で実績を重ねています。

今回初めて高いレベルで持続力を求められることから、その対応力がカギになると注目をしていました。結果はそんな不安を遥かに上回る素質の高さを見せる勝利でした。

母フィンレイズラッキーチャームはCryptoclearance4×3、Danzig4×4というクロスが特徴的。小回りの持続力勝負に向く血統背景。CryptoclearanceとDanzigはどちらもキズナと相性の良いWar Admiralを持つため、爆発力もある素晴らしい配合です。

2着 エコロヴァルツ

好位から理想的な競馬を展開し、最後まで粘り強く走りました。エコロヴァルツもレコードタイムで走破していますから、これで2着は相手が悪かったとしか言えませんね。高い評価に値し、今後の重賞制覇も視野に入ります。

ただし、今回馬場が向いたことは抑えておかなくてはいけません。前日のオーシャンSでもレースレコードタイの時計が出ていました。枠と脚質、持続力が活きる展開となりました。

3着 ソウルラッシュ

中団からの競馬で、直線ではしぶとく伸びましたが、前の2頭には届きませんでした。さすがにこの日の馬場や展開ではソウルラッシュには厳しいレースになってしまいましたが、GⅠ馬としての底力を見せました。

レース後、団野騎手は「勝てるレベルだったのですが、負けたのは私の力の無さです」とコメントを残していますが、決して悲観することはありません。

血統面は直線の長いコース向き、コース形状も決してこの馬に良い条件ではなかったため、重なる不利がありながらの3着であれば能力の高さは示しています。

次走狙い馬(ドーベル印)

3着 ソウルラッシュ

血統面から小回りはぴったりな条件ではなく、内前有利な馬場も不利になってしまいました。前の2頭との差を詰め切れませんでしたが、直線ではしっかり伸びています。今回は条件が合わなかったと割り切って良さそうです。

12着 アルナシーム

後方からの競馬となり、コーナーでは大きく外を回る形で脚を使わされました。この日の内前有利な馬場では対極と言える不利な位置取りでしたが、直線では一定の脚を見せているため条件次第で巻き返しが可能です。

まとめ

今回の中山記念は、内枠有利・高速馬場という条件が結果に大きく影響しました。不利な条件下で健闘した馬、展開が向かなかった馬は次走での巻き返しが期待されます。

そして、今回勝利したシックスペンスはG1制覇へ王手をかけたと言っても過言ではないパフォーマンスを見せつけました。大阪杯の同日にはドバイワールドカップデーも行われます。同期のフォーエバーヤングやシンエンペラー、ダノンデサイルがドバイの各レースに出走予定。

国内、海外で4歳世代が競馬を盛り上げてくれるかもしれないと思うと、今からレースが待ちきれませんね!

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