【血統メモ】キングカメハメハ×Nijinsky

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「血統メモ」では、血統表を眺める中で見つけた、ちょっとした気づきや“予想に使えるヒント”をまとめています。

難しく感じがちな血統を、ライトに読める形で紹介。

予想に少しでも役立つ“血統の入り口”としてお楽しみください。

キングカメハメハ×Nijinsky

主な活躍馬

• ラブリーデイ：天皇賞秋、宝塚記念
• レッツゴードンキ：桜花賞、高松宮記念2着
• ミッキーロケット：宝塚記念、日経新春杯
• ジュンライトボルト：チャンピオンズC、シリウスS
• ユーキャンスマイル：阪神大賞典、菊花賞3着
• リオンディーズ：朝日杯FS、弥生賞2着

活躍馬の傾向

まさに“黄金配合”と言える相性の良さを見せています。牡馬を中心に、芝中距離以上での活躍がとりわけ目立つ配合で、G1級の馬を何頭も生み出してきました。

その背景には、キングカメハメハ自身が母系に Nijinsky を内包している点が大きく影響しています。ここにクロスがかかることでスタミナが強化され、タフな中距離戦でこそ真価を発揮する“底力型”の能力が引き出されます。

実際、この配合からは持続力と底力に優れた馬が多く、過酷なレース条件でも上位争いに顔を出すケースが目立ちます。まさしく“血の相性が生む強さ”を体現したスーパーニックスと言えるでしょう。

後継種牡馬にも注目

この黄金配合は、キングカメハメハ産駒だけでなく、後継種牡馬や母系にキングカメハメハを持つ馬においても見逃せない存在です。実際に、この組み合わせからは一流馬が続々と誕生しています。

他にもサトノレーヴ、ファストフォース、モズカッチャン、ステレンボッシュなど、挙げればきりがないほど成功例が広がっています。血統的な裏付けがしっかりしているため、活躍馬が多いのも納得の配合です。

特に、一口馬主を検討している方やPOGを本気で楽しみたい方は、必ず押さえておきたい“黄金配合”といえるでしょう。

今後の注目馬

ピエドゥラパン

エピファネイア産駒の牝馬で、母はマイル重賞勝ち馬トロワゼトワル。

母トロワゼトワルは、ロードカナロア × ハーツクライという黄金配合から誕生した実績馬。

その良血に、エピファネイアが重ねられることで、スピードと底力のバランスが絶妙なポテンシャル型の配合となっています。

エピファネイア産駒は母父キングカメハメハからデアリングタクト、母父ハーツクライからエフフォーリアを輩出しており、トロワゼトワルの血統はエピファネイアと相性抜群です。

マイル〜2000mの範囲で大きく成長してくる可能性が高く、クラシック戦線でも一角を担うだけのスケールを秘めた注目株です。

マイエンフェルト2024

父サートゥルナーリア、母父ハービンジャーという配合にビワハイジ牝系という、将来性の塊のような良血配合で生まれた1頭です。

サートゥルナーリアの父ロードカナロアは、ハービンジャーとの組み合わせから大阪杯連覇馬べラジオオペラを送り出しており、この系統同士の相性はすでに証明済み。

父がサートゥルナーリアに替わることで、より中距離に軸足を置いた瞬発型に進化するイメージです。

さらに、牝系は名牝ビワハイジ。歴代のトップホースを輩出してきた一流牝系のポテンシャルが加わることで、クラシックを意識できるスケール感を秘めています。

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